卓球戸上隼輔１６強、リード許して「頭が真っ白」もラリー戦に勝機…「この舞台楽しみたい」

【パリ五輪・卓球・男子シングルス２回戦】２回戦突破を決めた戸上隼輔（３０日、パリで）＝池谷美帆撮影

　パリ五輪の卓球は３０日、男子シングルスの２回戦が行われ、戸上隼輔（井村屋グループ）はデニ・コジュル（スロベニア）を４―２で下して３回戦に進んだ。

　男子シングルスの戸上は、スロベニア選手に一時リードを許して「頭が真っ白」に。それでも第４ゲームを奪ってゲームカウントを五分に戻すと、サーブやレシーブで決め急がず、あえて返球させて得意のラリーに持ち込む作戦がはまった。以降は圧倒して１６強入りし、「勝ててホッとしています」と笑顔を見せた。次戦へ向けては「もっと苦しい展開になると思うが、この舞台を楽しみたい」と話した。