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体操男子に新たな歴史、家族が見つめる前で初出場の杉野正尭・岡慎之助が躍動…「息子ながら尊敬」

読売新聞 / 2024年7月30日 22時13分

体操男子団体総合で金メダルを獲得した(左から)橋本大輝、岡慎之助、萱和磨、谷川航、杉野正尭ら日本の選手たち(29日、パリで)=武藤要撮影

 【パリ=読売取材団】第33回夏季五輪パリ大会第4日の29日、日本勢は金メダルを2個獲得した。体操の男子団体総合の日本(橋本大輝=セントラルスポーツ、萱和磨=同、谷川航=同、岡慎之助=徳洲会、杉野正尭=同)は、大逆転で2大会ぶりに頂点に立ち、団体金メダルを奪還した。

 チームが掲げたスローガンは、「Make New History!(新たな歴史をつくれ)」。その一員となった初出場の選手2人の家族も客席で声援を送った。

 2位で迎えた最終種目の鉄棒。トップバッターの杉野 正尭 たかあき選手(25)は「絶対いける。強気の気持ち」と高難度の手放し技を次々と決め、「中国が金メダル」という会場の空気を変えた。

 高校2年の時、「一番の応援者」だった父の忠さんが病気で亡くなった。遺影を持って見守った母の祥子さん(59)は「父に良い報告がしたいと頑張ったんでしょう」とほほえんだ。

 勢いを岡慎之助選手(20)が継ぐ。中学卒業後、岡山の親元を離れ、社会人チームの強豪・徳洲会に入った。磨いた美しい体操を見せ、「最高です」と笑顔で語った。客席で父の泰正さん(44)は「言葉にならない。息子ながら尊敬しています」と目を細めた。

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