1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

鬼木誠防衛副大臣、選挙区内で「南極の氷」配る…「自衛隊の活動を知ってもらう目的だった」

読売新聞 / 2024年7月30日 23時24分

 自民党の鬼木誠防衛副大臣(衆院福岡2区)が今月、海上自衛隊の砕氷艦「しらせ」が南極で採取した氷を選挙区内で配っていたことがわかった。識者は公職選挙法で禁止されている寄付行為にあたる可能性を指摘しているが、鬼木氏側は「自衛隊の価値ある活動を知ってもらうことが目的だった」としている。

 事務所によると、今月21日、自身の選挙区にある福岡市内の公民館で、鬼木氏と秘書が氷を砕き、紙コップに入れて児童や保護者に渡したという。氷については「防衛省から配布されたもの」とし、「自衛隊の活動を知ってもらうこと、子どもたちが地理や環境に興味を持つことなど社会性のある活動。公選法に抵触しないと考える」と説明している。

 岩井奉信・日大名誉教授(政治学)は「コストがかかっている財物を不特定多数の選挙区民に配布しており、厳密に解釈すれば公選法に抵触している可能性がある。防衛副大臣という地位を政治利用していると見られても仕方がない面もあり、慎むべきだ」としている。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください