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連覇の堀米雄斗「常に限界、ギリギリを練習してきた」自信…イヤホンの音楽切ってチャンスに賭けた

読売新聞 / 2024年7月31日 1時21分

 パリオリンピック・スケートボード男子ストリートは29日、東京大会優勝の堀米雄斗(三井住友DSアセットマネジメント)が五輪2連覇を果たした。予選を4位で通過した堀米は、決勝ではベストトリックの最終5本目で97・08点の最高得点をマークし、逆転で頂点に立った。白井 空良 そら(ムラサキスポーツ)は4位。小野寺 吟雲 ぎんうは予選14位で決勝に進めなかった。

 滑走前からわき起こった歓声を背に向かった最終5本目のベストトリック(BT)。堀米には「常に限界、ギリギリを練習してきた」という自信があった。最後は耳に付けていたイヤホンの音楽も切って集中力を高めて臨み、これを決めた。

 実戦で成功したのはこれまで一度という「ノーリーバックサイド270テールブラントスライド」。堀米が得意にする横回転の技だが、レールに飛び乗る際に視線をいったんレールから切って、背中側に回転する難度の高い技だ。この日も何度か失敗し、最後のチャンスで成功させた。東京五輪後、格段に技のレベルが上がり、勝負を制するには必要なチャレンジだったという。

銅のナイジャ・ヒューストン「気が知れない」

 スケートボード界で自分と双璧の存在でもあるスター、ナイジャ・ヒューストン(米)らと争った。銅メダルを手にしたヒューストンは試合後、「あんな技を成功させるなんて気が知れない。雄斗は絶対に重圧なんて感じてないね」とあきれ半分だった。

 「日本(のスケートボード)を背負っている」と自負する堀米にとって五輪は特別な舞台だ。次回の五輪はスケートボードの本場で、活動の拠点でもあるロサンゼルスで行われる。「米国は自分がスケボーを始めた時から憧れた場所」でもある。「五輪にもう一度立ってベストな滑りをしたい」。3連覇へ走り始めることを早くも誓った。(井上敬雄)

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