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兵庫県知事の看板政策担当理事、体調不良で降格申し出…「県政混乱で政策を進めることが難しい」

読売新聞 / 2024年7月31日 5時0分

記者会見で厳しい表情を見せる斎藤知事(24日、兵庫県庁で)

 兵庫県の斎藤元彦知事の肝いり政策を担当していた県理事の男性職員が、近くポストから退くことが、県幹部への取材で分かった。降格して総務部付の部長級となり、理事は空席となる見通し。

 理事は副知事などに次ぐ幹部ポスト。男性職員は3月末まで総務部長を務め、4月1日付で新設された「若者・Z世代応援」の担当理事に就任。斎藤知事が今年度から段階的に導入する県立大の授業料無償化で、県議会との調整などを担っていた。

 1週間ほど前から体調不良を訴えており、「県政が混乱している状況で、看板政策を進めることが難しい」と周辺に伝え、降格を申し出ていたという。

 斎藤知事に関する内部告発を巡っては、片山安孝副知事(64)が県政の混乱を招いた責任を取り、今月末で辞職する。斎藤知事の県政運営はさらに難しくなることが予想される。

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