マイクロソフト４～６月期決算、売上高は四半期で過去最高…クラウド事業が堅調

マイクロソフトのロゴ＝ロイター

　【ニューヨーク＝小林泰裕】米ＩＴ大手マイクロソフト（ＭＳ）が３０日発表した２０２４年４～６月期決算は、売上高が前年同期比１５％増の６４７億２７００万ドル（約９・９兆円）、最終利益が１０％増の２２０億３６００万ドルだった。生成ＡＩ（人工知能）向け需要の増加を背景にクラウド事業が堅調で、売上高は四半期で過去最高となった。

　増収増益は６四半期連続で、売上高と利益は市場予想を上回った。「アジュール」などクラウド事業の売上高が１９％増の２８５億１５００万ドルと伸びた。ウィンドウズやゲーム関連部門の売上高も１４％増の１５８億９５００万ドルだった。

　一方、クラウド事業の業績が市場予想を下回ったとして、３０日の時間外取引でＭＳの株価は一時７％超下落した。サティア・ナデラ最高経営責任者（ＣＥＯ）は「ＡＩ時代をリードし、お客様のニーズに応えていく」との声明を出した。