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格上フランスを追い詰めたバスケ日本代表、身長2m超の「ビッグマン対決」も好勝負

読売新聞 / 2024年7月31日 7時13分

 パリオリンピックのバスケットボール男子日本代表は30日、1次リーグ2戦目となるフランス戦に90―94で敗れ、27日のドイツ戦に続く連敗となった。ただ、自国開催の大声援を受ける格上を相手に延長戦まで持ち込み、大差を付けられた初戦から変化を感じさせる試合内容となった。(デジタル編集部 深井千弘)

一時は逆転

 「悔しいですね」。試合後、トム・ホーバス監督は開口一番、そう振り返った。64―69で始まった第4クオーター。八村塁(レーカーズ)が2度目のアンスポーツマンライクファウルで退場となっても、日本は果敢に攻めた。河村勇輝(横浜BC)が立て続けにシュートを決め、残り5分あまりで、78-77と逆転。最後は高さを生かしたフランスに追いつかれ、延長戦の末に屈したものの、あと一歩のところまで追い詰めた。

 ホーバス監督が要因の一つとして挙げたのが、ゴール下で体を張るセンターの働きだ。フランスとの一戦は、2メートル22のヴィクター・ウエンバンヤマ(スパーズ)や2メートル16のルディ・ゴベア(ティンバーウルブズ)ら長身選手をいかに抑えるかがポイントだった。第4クオーター終盤、ホーキンソン・ジョシュ(渋谷)が体を張ってウエンバンヤマを止めれば、渡辺飛勇(信州)もゴベアに対してブロックショットを見せた。身長はそれぞれ2メートル8、2メートル7と高さでは及ばないものの、ウエンバンヤマとマッチアップしていた八村が退場した後も、その穴をしっかりカバー。指揮官は「うちのビッグマンはいい仕事をやった」と評価した。

強敵との競り合いに自信

 懸命のディフェンスが奏功し、ウエンバンヤマとゴベアの2点シュートの成功率は、それぞれ67%と100%だった初戦から38%と50%に下がった。「二人はめちゃくちゃでかいし、フィジカルも強いが、こちらも負けないように頑張った。きょうは自分より大きい相手にもいい勝負ができたと思う」とホーキンソン。渡辺飛勇も「リバウンドでは負けていない」と強敵との競り合いから自信を得た。

 準々決勝進出をかけた1次リーグ最終戦となるブラジル戦は3日後の8月2日。2連敗という結果にも、指揮官は「うちの冒険は終わっていない」と前を向く。昨年のワールドカップで五輪出場権を獲得し、モントリオール大会以来、48年ぶりに自力でつかんだ舞台だ。次こそ強豪国に一泡吹かせたい。

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