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ヘビメタファンが愛する醤油店、理由は店のTシャツに…「骸骨がどじょうすくい」ユニーク絵柄続々

読売新聞 / 2024年7月31日 16時15分

水鳥や骸骨がデザインされたヘビメタ風Tシャツの新作を手にする敦子さん(島根県安来市で)

 全国のヘビーメタルファンに愛される“Tシャツ屋さん”が、島根県安来市にある。ヘビメタを愛する3代目夫婦が営む「矢田 醤油 しょうゆ店」だ。約3年前、店のTシャツを「オカルティズム」などに例えられるヘビメタグッズ風にデザインしたところ、SNS上でまたたく間に話題に。今も本業の醤油造りと並行して新作を作り続けており、5月には4作目の新作を発表した。(門間圭祐)

 羽を広げたマガンとコウノトリの足元にある草むらが、なぜか不気味な骸骨の頭部から生えている――。新作Tシャツの背中に描かれたデザインだ。宍道湖や中海に飛来する大型水鳥が、ヘビメタグッズ風のデザインで表現されている。

 監修したのは、3代目店主の矢田大典さん(34)の妻、敦子さん(34)。最初の作品は、夫への誕生日プレゼントだった。ヘビメタグッズ風に「YADASOYSAUCE BREWERY」(矢田醤油店)とデザインしたTシャツを作製。SNS上で公開したところ、心をつかまれたヘビメタファンから「売ってほしい」との声が相次いだという。

 当初は販売目的ではなかったが、あまりの反響に「店の宣伝になれば」と販売を開始。その後も骸骨が安来節の「どじょうすくい」を踊る作品などを発表し、今では「メタルお醤油屋さん」として愛されている。

 今回の新作は、日本生態系協会から「安来市の豊かな自然環境をPRしてほしい」と依頼されたことがきっかけだった。「自然環境の豊かさがみそや醤油造りにも必要だ」と快諾し、白と赤、水色の3色を用意。のどかな雰囲気とヘビメタの「ミスマッチ感」が何ともユニークだ。

 店の蔵では今秋、県内外のアマチュアバンドが駆けつけ、ヘビメタライブが初めて開かれる予定だ。ファンの〈聖地〉になりつつあり、敦子さんは「メタル好きはもちろん、『醤油屋なのにヘビメタ』という一見結びつかないちょっと変わったエッセンスを楽しんでもらいたい」と話す。

 Tシャツは同店で購入でき、税込み3300円など。問い合わせは、同店(0854・22・2338)。

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