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「うどん県」香川・三豊の「はまんどラーメン」…読売新聞高松総局長は一瞬でとりこになりました

読売新聞 / 2024年8月2日 8時33分

うどんを食べ歩いた末に生まれた「はまんど」の中太麺。あっさりなのにコクがあるスープともよく合う

 高松に赴任して1か月になろうとする頃、ふとラーメンが食べたくなった。目にしたのは「讃岐ラーメン」という聞き慣れないご当地ブランド。「うどん県のラーメンかぁ」。それほど期待せずにスープをすする。一瞬でとりこになった。

 「はまんど」のはまんどラーメン(850円)。黄金色のスープは、澄んだ見た目とは裏腹に、魚のうま味が凝縮され、コク深い。国内有数のイリコ産地・伊吹島(香川県観音寺市)沖の小魚をふんだんに使う。

県内のうどん店を年間1500食、3年間食べ歩いた!

 創業者の森敏彰さん(66)が「讃岐ラーメン」を世に出したのは、四半世紀前のことだ。元々のラーメン好きが高じ、うどん王国で受け入れられる唯一無二のラーメンを求めて、県内のうどん店を年間1500食、3年間食べ歩いたという。

 たどり着いたのが、すすり込む喉ごしとかみしめる食感に注力した中太の平打ち麺。そして、麺に合うスープに選んだのが、地元の宝ともいうべき伊吹産イリコだった。

 香川では早朝から開けているうどん店は少なくない。ここも開店は午前6時。毎朝暗いうちから仕込みが始まる。森さんは「手間ひまをかけてこそです。全国どこのラーメンと比べてもひけをとりません」と語る。

こちらもオススメ…濃厚伊吹そば

 讃岐ラーメンといえばもう一店、「伊吹いりこセンター」の濃厚伊吹そば(780円)は外せない。5年前に、はまんどからのれん分けした店だが、イリコ 出汁 (だし)のインパクトは本家以上に強烈だ。

 店長の安藤雅人さん(39)が「そのまま食べてもおいしい」と絶賛する伊吹産イリコをじっくりと煮だし、さらに粉末にしてたっぷり入れる。思わず、瀬戸内の海の恵みに感謝してしまう。

 店の前の港から出る定期船に乗れば、伊吹島までは25分ほど。イリコの古里を訪れてみたくなった。

 ※税込み。記事中の値段などは紙面掲載時のものです。

 国内外の総支局長が、日頃通っている店のおすすめメニューなど、地域の自慢の味を紹介します。

讃岐ラーメン はまんど

 香川県三豊市三野町大見3873の1

 詳しくはウェブサイトで。

讃岐らぁ麺 伊吹いりこセンター

 香川県観音寺市港町1の5の11

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