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今春の21世紀枠候補校、水戸一高の「野球選抜」募集せず…県教委「入試の公平性」重視

読売新聞 / 2024年7月31日 16時52分

茨城県庁

 2025年度の入学者向けの茨城県立高校入試で、水戸一高が「野球経験者」向けの特色選抜を実施しないことが30日、県教育委員会への取材でわかった。

 特色選抜は、体育や芸術分野などですぐれた実績を持つ生徒らを対象にする制度。水戸一高は22年度の入学者向けの入試から、野球経験者に絞って実施してきた。具体的には、中学生時代に部活や地域のクラブチームで野球をして一定の実績を残し、高校でも学業と両立して硬式野球部の活動に取り組む意志のある生徒を対象にしており、勉強以外の行事や部活動などを活性化させるのが狙いだった。

 入試では、学力検査のほか面接や身体能力を測る実技検査を行い、この3年間で41人が受験、18人が入学した。

 しかし県教委によると、同高の学科別志願倍率は22年度1・82倍、23年度1・64倍、24年度1・65倍で県内トップを維持している。高い倍率が続く中、入試の公平性の観点で特色選抜を行わないことにした。

 同高は昨秋の高校野球県大会でベスト4入り。今春の甲子園の21世紀枠候補校にもなった。県教委は「好成績は承知しているが、それは入試の実施方法を決める基準ではない。特定の部活動に限定せず、すべての中学生に平等にチャンスを与えたい」としている。

 同高の 御厩 みまや祐司校長は「県の判断を受け止めて、今後の水戸一高の入試のあり方について引き続き検討していきたい」と語った。

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