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両チーム最多29得点の司令塔・河村「いい勝負をしに来たわけではない」

読売新聞 / 2024年7月31日 11時52分

 第33回夏季五輪パリ大会は30日、第5日が行われ、バスケットボール男子は、日本が1次リーグ第2戦で東京大会銀メダルのフランスに延長戦の末に競り負け、2連敗となった。

 84―80で迎えた残り10秒、日本がつかみかけた52年ぶりの勝利(不戦勝を除く)がこぼれ落ちた。相手選手が3点シュートを決めた際、河村(横浜BC)が接触したとしてファウルを取られ、フリースローを含む「4点プレー」で一気に同点。チームは延長で力尽き、若き司令塔は「自分が悪い」と声を震わせた。

 だが、日本を逆境から救ったのも両チーム最多29得点を挙げた河村だった。

 2点を追う第4クオーター序盤、エース八村(レーカーズ)が悪質な妨害プレーとみなされる「アンスポーツマンライクファウル」を取られ、この日2度目の宣告で退場処分となった。

 直後に5点差まで広がる劣勢で、河村に火がついた。ファウルを受けつつ3点シュートをねじ込み、フリースローも成功。続けて鋭く切り込むレイアップシュートで逆転すると、最終盤には地元観客の大ブーイングに動じず、フリースローを4本続けて決め、開催国を土俵際まで追いつめた。

 米プロバスケットボール協会(NBA)新人王に輝いた身長2メートル22のウェンバンヤマ(スパーズ)擁する強豪相手に、大善戦と見る向きもあるだろう。しかし、河村は言う。「僕たちは勝つために来た。いい勝負をしに来たわけではない」。この悔しさは3日後、ブラジルを破って晴らすしかない。(西口大地)

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