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「完全に雰囲気にのみ込まれてしまった」…悔し涙の16歳・中村遥香に仲間たち「よくやった」

読売新聞 / 2024年7月31日 12時3分

体操女子団体総合決勝で、平均台の演技をする中村遥香(30日)=武藤要撮影

 第33回夏季五輪パリ大会は30日、第5日が行われ、体操の女子団体総合で、開幕直前のエースの出場辞退を受けて4人で臨んだ日本(岸里奈=戸田市スポーツセンター、中村遥香=なんばク、岡村真=相好ク、牛奥小羽=日体大)は8位だった。米国が2大会ぶりの金メダルを獲得した。

 日本の最終演技者を任された16歳の中村は、最後の段違い平行棒の演技が乱れて得点を伸ばせず、悔し涙を浮かべた。

 昨春の世界ジュニア選手権で個人総合を制した中村。「ナカムラ」と命名されたオリジナルの手放し技をこなすなど、日本が課題としてきた段違い平行棒を得意とする。予選では貴重な得点源としてチームに貢献し、自信を深めていた。

 「もっと完璧を目指したい」と臨んだ団体総合決勝では全4種目に出場したが、緊張感は予選とは明らかに違った。最初の平均台で落下し、「歓声がものすごく、完全に雰囲気にのみ込まれてしまった」。それでも粘り強く技を連ねたチーム最年少の中村を仲間たちは何度も声をかけて励まし、演技が終わった後は、「よくやった」とねぎらった。

 主将でエースだった宮田笙子(順大)が出場を辞退し、初出場の4人で臨んだ。メダルには届かなかったものの、異例の事態でも結束して戦い抜いた選手たちの戦いぶりを、日本協会の田中光・女子強化本部長は「ミスはあったが、それぞれが攻めの演技でやりきった」とたたえた。(大舘司)

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