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宇宙ゴミぐるっと撮影、日本の新興企業が世界で初めて成功…50mまで接近・除去ビジネスへ前進

読売新聞 / 2024年7月31日 14時37分

アストロスケールの衛星が周回観測に成功したH2Aロケットの残骸(アストロスケール提供)

 宇宙新興企業「アストロスケール」(東京)は30日、同社の人工衛星「 ADRAS アドラス―J」が、宇宙ごみ(スペースデブリ)となって地球の軌道上を漂う日本のH2Aロケットの残骸を周回し、デブリの全体を撮影することに初めて成功したと発表した。

 撮影したのは、日本が2009年に打ち上げたH2Aロケットの上段部分(全長約11メートル)で、高度約600キロの地球の軌道上を高速で移動している。今年2月に打ち上げられた衛星は、5月にデブリから約50メートルまで接近した。今回、距離を保ちながらデブリを周回し、全体の様子をカメラで連続撮影した。

 同社は、衛星のロボットアームなどでデブリを捕獲して除去する宇宙ビジネスを目指している。今回の撮影では、捕獲の際にアームでつかめそうなロケットの台座部分も確認できたという。同社は「デブリの周囲を飛行する運用に成功したのは世界初だ」としている。

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