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8月の値上げ642品目…円安で輸入価格上昇・天候不順による原材料高

読売新聞 / 2024年7月31日 17時43分

帝国データバンク

 民間調査会社の帝国データバンクが31日発表した飲食料品の価格改定動向調査によると、8月に値上げを予定する品目数は642に上った。円安・ドル高による輸入価格の上昇や天候不順による原材料高、物流費の上昇が重なった。

 調査は、国内主要メーカー195社を対象に実施した。品目数は、値上げが収まりつつあった昨年8月に比べて半減した。4か月連続で1000を下回り、沈静化の傾向がみられる。

 分野別では、加工食品が最も多く、全体の半分を占めた。輸入小麦の政府売り渡し価格が4月に引き上げられ、ニップンは家庭用小麦粉やパスタなどを約3~6%値上げする。菓子は、原料となるカカオ豆の価格高騰でチョコレートが目立つ。ロッテは「コアラのマーチ」や「パイの実」といった定番商品の出荷価格を引き上げる。

 帝国データバンクは「消費者の値上げ疲れで、価格を上げにくい状況になっている。価格を据え置き、内容量を減らす実質値上げも相次いでいる」としている。ただ、10月は4月以来、半年ぶりに値上げの品目数が2000品目を超える見通しだ。

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