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トライアスロン、延期の末にセーヌ川で…開始直前にバッハ会長も駆けつける

読売新聞 / 2024年7月31日 19時48分

セーヌ川を泳ぐトライアスロン女子の選手たち(7月31日)=武藤要撮影

 パリオリンピックは30日、実施の可否に揺れたトライアスロンが、無事に男女とも開催された。スイムの舞台となるセーヌ川の水質が悪く、2日連続で公式練習が中止。男子も1日の延期の末、実施にこぎつけた。

 パリ周辺に雨が降った31日午前3時30分、組織委などの関係者が協議し、実施を決定。午前8時の女子の開始直前には国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が駆けつけ、雨も上がった。公式記録によると、開始時の水温は22・2度、水質は良好。女子40位の高橋は「選手たちは与えられた環境の中で、(実施を)信じてやるだけだった」と振り返った。

雨で水流強まる、「幸運」なタイムラグか

 一方、雨により水量は増えており、高橋は「昨年のテストイベントで泳いだ時よりも格段に流れが強かった」と印象を語った。降雨の後、一定時間が経過すると、汚水が流れ込んで水質が悪くなる傾向にあるため、雨の影響が及ぶ前の「幸運」により、水質が基準値内に収まった可能性はある。

 水質悪化で長年、遊泳が禁じられているセーヌ川の浄化は、組織委が掲げたレガシー(遺産)の取り組みの一つ。仏政府などは総額14億ユーロ(約2300億円)を投じ、遊泳再開と五輪での競技実施を目指してきた。

 セーヌ川を舞台とした競技は今後、8月5日のトライアスロン混合リレー、8日のオープンウォータースイミング女子、9日の同男子が予定されている。(平地一紀)

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