イノシシの死骸を県道沿いの斜面に投棄…福岡・苅田町職員ら、法律への理解不足か

　福岡県苅田町は３１日、町職員らがイノシシの死骸を町内の草むらに投棄していたと発表した。県警行橋署が職員に話を聞くなどして事実関係を確認している。

　町によると、７月２９日午前８時５０分頃、町内の箱わなにかかったイノシシの死骸を見つけた駆除員が「処理を手伝ってほしい」と町に連絡。男性職員２人が駆けつけ、駆除員の軽トラックに載せ、同９時１５分頃、同町南原の県道沿いの斜面に投棄した。

　同日昼頃、行橋署から「イノシシを投棄したとの情報がある」という連絡があり発覚した。職員は「駆除員が言う通りに手伝ってしまった」と話しているという。町は、重さ８０キロと大きな個体で埋設処理ができず、駆除員と職員の法律への理解が不足していたことが原因とみている。死骸は町で回収し焼却処分した。