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八村塁の「アンスポ」退場、「誰も動揺せず」フランスを一時逆転…エース不在で五輪切符つかんだ経験いきる

読売新聞 / 2024年7月31日 21時10分

フランス戦でドリブルで攻め込む河村=AP

 30日、男子の日本(世界ランキング26位)は1次リーグB組第2戦で、2021年東京五輪銀のフランス(同9位)に90―94で敗れた。第4クオーターの最終盤で追いつかれ、延長戦で競り負けた。1次リーグ2連敗となった日本は、8月2日の最終戦でブラジルと対戦する。

 第4クオーター開始から1分半、日本が2点差に迫り、追い上げムードを作っていた時だった。八村(レーカーズ)が悪質な妨害プレーとみなされる「アンスポーツマンライクファウル」を取られた。この日2度目の宣告で、退場処分が下った。

 エースを失う窮地だったが、主将の富樫(千葉J)は「動揺する選手は、誰もいなかった」と言う。昨夏、八村不在のワールドカップで五輪切符をつかんだチームには、しぶとさがあった。

 八村に代わって入った渡辺飛(信州)は、身長2メートル22のウェンバンヤマ(スパーズ)らと渡り合い、ゴール下で好守を連発。攻撃面では河村(横浜BC)が苦しい時間帯で躍動し、一時はひっくり返した。

 第4クオーターの残り10秒で追いつかれた末に延長戦で敗れ、52年ぶりの勝利(不戦勝を除く)には届かなかった。だが、トム・ホーバス監督は「この試合のバスケットは、最高です」と称賛を惜しまなかった。1次リーグ最終戦の相手は、世界ランキング12位のブラジル。8強入りの可能性は残っており、ホーバス監督は「ウチの冒険は、まだ終わっていない」と力を込めた。(西口大地)

最終盤での微妙な判定

 日本が、最終盤での微妙な判定に泣いた。4点リードで迎えた第4クオーター残り10秒、相手に3点シュートを決められた際に河村の接触があったとして、フリースローが与えられた。フリースローが成功して「4点プレー」で同点となり、逃げ切りに失敗した。河村は「レフェリー(の判定)が全て。言い訳はできない」と悔しさを押し殺した。

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