1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

ハニヤ氏殺害、ハマスはイスラエルの「急襲」による暗殺を主張…イランは報復の構え

読売新聞 / 2024年7月31日 20時48分

ハニヤ氏=AP

31日セ評S 【エルサレム=金子靖志、テヘラン=吉形祐司】イスラム主義組織ハマスは31日、最高幹部のイスマイル・ハニヤ氏が訪問先のイランの首都テヘランで殺害されたと発表した。ハマスはイスラエルの「急襲」による暗殺を主張。ハマスとの連帯を示すイランなどが報復の構えを示しており、中東情勢の悪化が懸念される。

 ハニヤ氏はカタールを拠点に生活していたが、30日に行われたイランのマスード・ペゼシュキアン新大統領宣誓式のためテヘラン入り。31日未明にハニヤ氏の滞在先が攻撃され、警護の1人も殺害されたという。

 イスラエル軍は昨年10月にハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザで戦闘が始まった後、ハニヤ氏殺害を重要目標としてきた。イスラエルとハマスとの停戦や人質解放に向けた交渉への影響は必至だ。

 殺害を受け、ハマスとの連帯を掲げるイスラム教シーア派組織ヒズボラやイランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」などが相次いで「シオニスト(イスラエル)の敵と立ち向かう」などとの声明を出し、報復する構えを示した。

 米CNNなどによると、ハニヤ氏は、ガザ北部の海岸沿いにある難民キャンプに生まれた。1987年にイスラム教の導師ヤシン師らが創設したハマスに加わり、イスラエル側によって何度も投獄された経験がある。その後、パレスチナ自治政府との交渉役となり、2006年に自治政府の首相に就任した。17年にハマス政治部門の責任者となり、最高幹部になった。米国などは「テロリスト」に指定していた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください