体操男子団体、優勝狙う大阪・清風が２位で予選突破…福林主将「みんなを引っ張り、将来は五輪へ」

２位で予選を突破した清風（大阪）の福林玄輝主将

　全国高校総体（インターハイ＝読売新聞社共催）は７月３１日、体操競技団体総合予選が行われた。

　２位で予選を突破した清風（大阪）の福林玄輝主将（３年）は「団体優勝が一番の目標」と、大きなミスもなく好発進した初日の演技後、力を込めた。

　祖父の影響で小学１年の頃に体操を始め、中学３年時には全日本ジュニアの個人総合で優勝した。東京五輪の体操男子団体総合で銀メダルを獲得した北園丈琉選手らにあこがれ、「清風でインターハイ団体優勝したい」と入学した。

　練習中に足を痛め、２～４月はゆかや跳馬ができなくなった。インターハイへの不安を拭おうと、その間弱かった体幹を鍛えるトレーニングに取り組んだ。本格的に試合に復帰後、調子を上げ、６月の近畿大会では団体と個人で優勝した。

　昨年のインターハイでは、団体が２位、個人は３位。「今年はエースで主将。みんなを引っ張り、個人でも優勝したい。そして将来は五輪に出たい」と夢を膨らませる。