バドミントン・山口茜が１６強入り…悲願のメダルへ「挑戦するだけだ」

カナダ選手に勝利した山口茜（３１日）＝守谷遼平撮影

　３１日のバドミントン女子シングルス１次リーグで、山口茜（再春館製薬所）がカナダ選手を２―１で破り、２連勝で１６強入りを決めた。３０日の男子ダブルス１次リーグでは、Ｄ組の保木卓朗、小林優吾組（トナミ運輸）が中国ペアに敗れ、敗退が決まった。

　山口は、第１ゲームを落とす劣勢の中で、１次リーグ敗退が頭をよぎったという。「でも、両親もせっかく見に来てくれているのにこんなプレーで終わりたくなかった」。徐々に主導権を奪い返し、逆転勝ちを収めた。

　今春の国際大会で右 臀部 （でんぶ）を痛めたが、フルゲームを戦い抜いたこの日も患部に問題はなかったという。３度目の五輪で、目指すのは悲願のメダル獲得。「もう向かっていくだけ、挑戦するだけだと思うので、どんどん思い切ってやりたい」と話した。