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丹生、笑顔で3連覇…「苦しいときこそ」接戦制す 

読売新聞 / 2024年7月31日 22時35分

優勝を決め、喜ぶ丹生の選手たち

 陸上の男子800メートル決勝は、落合晃(滋賀・滋賀学園3年)が1分44秒80の日本新を出して2連覇を達成した。女子800メートル決勝は、久保凛(大阪・東大阪大敬愛2年)が2分0秒81の大会新で制した。ホッケー女子は丹生(福井)が3連覇。ソフトテニスの男子個人では川崎康平、森良輔組(宮崎・都城商)が、ソフトボール男子は九産大九州(福岡)がそれぞれ頂点に立った。

 丹生が炎天下の激戦を制した。「うちの方がよい顔をしていた」。吉田能克監督が勝因の一つに挙げたのは、選手たちの笑顔だった。

 昨夏と同じ岐阜各務野との決戦。リベンジに燃える相手に、立ち上がりから素早い寄せでルーズボールを拾って主導権を握ったものの、堅守に阻まれて得点できず、均衡状態が続いた。

 そんな中でも、主将のDF金子七海(3年)が「苦しいときこそ笑顔でやるのが私たちの持ち味」と言うように、笑顔を絶やさなかった。サッカーのPK戦にあたるシュートアウト(SO)戦に突入すると、GK松島奈沙(3年)が「ここからは自分の見せ場」と奮起。巧みな駆け引きで3連続セーブを見せると、味方の3人目が確実に決めて試合に終止符を打った。

 明るい雰囲気は日頃の練習から生まれた。大会前は通常の練習に加えて走り込みで体を追い込んだが、必ず2人1組で互いを笑顔で励まし合いながら取り組んできたという。

 「顔で勝負できた」と金子。歓喜の輪の中で、最高の笑みとうれし涙がこぼれた。(緒方裕明)

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