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インターハイ出られなくても…高校サッカー強豪校が集まり新大会、28校が参加

読売新聞 / 2024年8月1日 6時37分

激しく競り合う選手たち(31日、磐田市で)

 全国の高校サッカー強豪校が集まる新しい大会「コネクティング・コミュニティ杯」が31日、静岡県磐田市を中心に開幕した。「全国高校総体(インターハイ)出場がかなわなくても、有力選手たちが活躍、成長できる場をつくりたい」と、県内の高校サッカー関係者らが企画した。

優勝経験校そろう

 大会には県内5校を含む28校が参加し、初日から熱戦が繰り広げられた。インターハイや冬の全国選手権で優勝経験がある前橋育英(群馬県)や、岡山学芸館(岡山県)、流通経済大柏(千葉県)などがそろう。7校ずつの4グループでリーグ戦を行い、決勝トーナメントで順位を決める。

 地元の磐田東は初日、流経大柏と対戦。攻守の切り替えが素早い相手に苦戦し3失点したが、スピードに慣れた終盤には攻め込む時間が増え、1点を返した。

 磐田東は2022年に総体出場を決めたが、選手が新型コロナウイルス陽性となって出場を辞退。中心メンバーの杉山虎太郎選手(3年)は「全国大会で戦った経験がなく、高いレベルの相手と本気で試合ができるのはいい経験。選手権に出場して流経大柏ともう一回対戦したい」と力を込めた。

 大会は各校の選手に好評で、全国大会常連の滝川二(兵庫県)の三宅蔵ノ助主将は「総体は逃したが、勝負にこだわる大会に出場できて、憧れの選手権に向けた第一歩になる」、岡山学芸館の岡野錠司主将は「チームの強化につながり、モチベーションが上がる大会」と評価した。今治東(愛媛県)の岡田瑛斗主将も「この大会に出たメンバーで、今度は国立競技場で試合ができたら」と話した。

第二のインターハイ

 大会の実行委員長は、県立磐田西高サッカー部顧問の大久保翔悟監督が務める。4年ほど前から浜松開誠館の青嶋文明監督らと「第二のインターハイのような大会を作りたい」と構想して各校に声をかけてきたという。

 大久保監督は「夏は冬の全国選手権に向けたチーム作りの時期。トップレベルのチームが刺激し合って、サッカー文化が根付く大会に育てていきたい」と意気込んでいる。

 8月4日まで磐田市と掛川市の4会場で開催。2日まではリーグ戦、3、4日に順位を決めるトーナメントを戦う。試合は無料で観戦できる。

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