３３歳鈴木聡美、２００ｍ平泳ぎ全体５位で準決勝へ…競泳代表の史上最年長「最後上げる」と粘る

競泳女子２００メートル平泳ぎで準決勝進出を決めた鈴木聡美（７月３１日）＝原田拓未撮影

　３１日のパリオリンピック・競泳女子２００メートル平泳ぎ予選で、３３歳の鈴木聡美（ミキハウス）が２分２３秒８０を出し、全体５位で準決勝に進んだ。男子２００メートル背泳ぎ予選の竹原秀一（東洋大）は全体８位で通過。女子２００メートルバタフライ予選の三井愛梨（横浜サクラ）と牧野紘子（あいおいニッセイ同和損保）も準決勝進出。

　２大会ぶり３度目五輪出場の鈴木は、女子２００メートル平泳ぎの予選で力強い泳ぎを見せた。残り５０メートルの折り返しはトップ。隣のレーンの中国選手と同じようなペースで「最後は上げるんだという気持ちで、上げていった」と粘り、全体５位で通過した。１００メートル平泳ぎは準決勝で敗退し、今大会の個人種目は、これが最後。競泳日本代表で、史上最年長となる３３歳。「前半は、もう少し速く入れた」と反省しつつ、次のレースに向けて「勇気を出して一歩踏み出すことがテーマ」と語った。