ゴルフの世界ランキング、男子はアメリカ勢が占める…女子はネリー・コルダがダントツ

全英オープン選手権での松山英樹

　パリオリンピックのゴルフ競技は、ベルサイユ宮殿近くの「ゴルフ・ナショナル」で男女各６０人が出場して行われる。世界ランキングをもとに日本勢のライバルを紹介する。（デジタル編集部）

世界ランキング、男子の１位はシェフラー

　男子の７月２８日付のランキングでは、今年のマスターズで２年ぶり２度目の優勝を果たしたアメリカのスコッティー・シェフラーが１位。２位は、５月の全米プロ選手権でメジャー初制覇を果たし、７月の全英オープンでも優勝したアメリカのザンダー・シャウフェレ。３位は、メジャー４勝で、東京五輪ではアイルランド代表として出場して４位だったロリー・マキロイだ。１０位以内にアメリカ勢が６人もひしめいている。

　五輪に出場する日本勢では、松山英樹が１２位、中島啓太は９４位となっている。

女子のランキング、１位はネリー・コルダ

　女子の７月２９日付ランキングによると、東京大会の金メダリストで今回連覇のかかるアメリカのネリー・コルダがダントツの１位。東京大会には姉のジェシカも出場し、姉妹ゴルファーとして話題となった。

　２位は去年４月にシェブロン選手権でメジャー初制覇を果たしたアメリカのリリア・ヴ。３位は韓国の高眞榮（コ・ジンヨン）、韓国勢は４位にも梁煕英（エイミー・ヤン）が入った。

　日本では１０位に全米オープンで３年ぶり２度目の優勝を果たした笹生優花、１９位に国内ツアー２年連続年間女王となった山下美夢有が入っている。笹生は東京大会では、母の出身国であるフィリピン代表として出場したが、今大会では、父の母国である日本代表として出場する。

世界ランキングの決め方

　世界ランキングは、前週までのトーナメントの結果を反映して週明けに発表される。男子は「ＯＷＧＲ（Official World Golf Ranking）」、女子はスポンサーをしている高級時計ブランドの名前がつき「ロレックス・ランキング」と呼ばれている。

　いずれも、対象となる大会の格や順位などに応じてポイントを計算。直近１３週間のポイントを重視して、過去２年間の選手の成績を評価する。　

　五輪の出場選手は、男子は６月１７日、女子は６月２４日付の世界ランキングを元に、トップ１５位以内は国・地域あたり４人、１６位以降は２人までを上限に６０人が選ばれている。