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橋本大輝、連覇逃すも「幸せすぎて」感涙の6位…「彼の努力と強さに感動した」「一緒に戦えるよう鍛えなおす」

読売新聞 / 2024年8月1日 6時22分

 31日に行われたパリオリンピックの体操男子個人総合決勝で連覇を狙った橋本大輝(セントラルスポーツ)は、あん馬の落下が響き6位に終わった。チーム最年少20歳の岡慎之助(徳洲会)が金メダルを獲得し、日本勢は4大会連続で頂点に。橋本は岡の金メダルが決まると人目もはばからずに涙を流した。(デジタル編集部)

 直後のインタビューでも、涙は止まらなかった。第一声は「もう、新しい歴史を見れて僕は幸せです」だった。

 昨年1月に腰の疲労骨折が判明。今年5月のNHK杯の前には右手中指も痛めた。「今日は連覇することの意識はなかった。けがをしてから、ここまで戻って演技することができた。悔しいんですけど、きょう演技することができて、堂々とやりきれたという気持ちでいっぱいです」と心境を語った。

 今大会、本来の橋本ではなかった。予選では得意の鉄棒で着地に失敗。団体総合決勝でも、この日も、あん馬で落下した。そんな中でも、最後まで戦い抜き、6位入賞した。

 個人総合と鉄棒で金メダルを獲得した東京五輪。それからの3年を振り返り、「正直、この3年間しんどかったですし、それを乗り越えて戦えたのも応援してくだった方々のおかげ。でも、皆さんの期待に応えられなかったので、次の目標に向けて、自分を見直して準備していきたい」と話した。

 そんな状態でも、団体の金メダル獲得に貢献した。「団体の金メダルだけで、おなかいっぱいなので、悔しい気持ちより、幸せすぎて涙がでちゃった。団体金メダルを、とりあえずエースとして、エースとしてできたかは知りませんが、みんなのために戦えた。今大会、本当に悔いがな残らない大会でした」とした。

 涙ながらに語っていた橋本の表情が少し明るくなったのは、岡という年下の金メダリストについて質問された時だった。「国内から競争レベルが高くなって、どんどん日本の体操が強くなるという新しい未来が見えた。彼はけがをして、乗り越えた。彼の努力とあきらめなかった強さに、僕も感動した。一緒に戦えるように、僕が鍛えなおしていきたい」と、4年後を見据えた。

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