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岡慎之助と激闘繰り広げた中国のエースが白旗…「金と銀を分けたのは演技の差」

読売新聞 / 2024年8月1日 7時51分

体操男子個人総合の表彰式で金メダルを手にする岡慎之助(中央)(7月31日、パリで)=武藤要撮影

 31日に行われたパリオリンピックの体操男子個人総合決勝で、日本の岡慎之助(徳洲会)は中国勢の猛追を振り切って、金メダルを獲得した。追い上げも及ばず、2位にとどまった中国の張博恒は「金メダルと銀メダルを分けたのは演技の差だと思う」と潔く白旗を揚げた。

 5種目目を終えた時点で岡は72・332点のトップに立ち、2位に71・998点の肖若騰、3位に71・966点の張博恒が続く展開。最終種目の鉄棒では、高難度の手放し技を確実に決めた岡が14・500点のスコアで合計86・832点に伸ばし、勝負の行方は最後に演技する張の結果次第となった。

 会場内の視線を一身に浴びる中、その張はダイナミックな技を連発。着地もピタリと決まり、会心の演技にガッツポーズを見せた。しかし、鉄棒の得点では岡を上回る14・633点をマークしたものの、合計では86・599点と、岡には0・233点及ばず、銀メダル。張は試合後の記者会見で、「鉄棒の演技には満足している。試合中、自分の全てを注ぎ込んだ。予選から決勝まで、ものすごいエネルギーを費やした」と死力を尽くした戦いを振り返った。

 2021年世界選手権の金メダリストで、予選を1位で通過していた張の言葉に、岡も「中国の選手2人のほうが完成度は高いと感じたし、張選手は床での失敗から気持ちを切り替えて、最後まで演じ切るのは強いと思った」。世界一をかけた死闘を終え、互いの強さを認め合った。(デジタル編集部 深井千弘)

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