早田ひな「声援が聞こえないくらい集中した」、地元フランス選手を撃破…次戦へ「怖いものない」

３回戦もストレート勝ちし、準々決勝に駒を進めた早田ひな（７月３１日）＝池谷美帆撮影

　パリ五輪の卓球は男女シングルス３回戦が３１日に行われ、男子は張本智和（智和企画）がデンマーク選手に４―１で勝って準々決勝に進出。戸上隼輔（井村屋グループ）は韓国選手にストレート負けした。女子の平野美宇（木下グループ）はインド選手を４―１で下し、早田ひな（日本生命）はフランス選手にストレート勝ちしてともに８強入りした。

　早田は女子シングルス３回戦で、地元ファンの大声援を受けるフランス選手を撃破した。「声援が聞こえないくらい集中している時間もあった」というほど感覚を研ぎ澄ませ、第１ゲームを１３―１１と逆転で奪うと、その後は相手につけいる隙を与えなかった。次戦へ向け、「持っているものをすべて出すような気持ち。混合ダブルスで一度負けているので、怖いものはない」と闘志をかき立てた。