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金属ケーブル盗が昨年以降9522件、摘発はカンボジア人最多…外国人組織が関与か

読売新聞 / 2024年8月1日 13時0分

警察庁

 警察庁は1日、太陽光発電施設での金属ケーブル盗が昨年から今年上半期(1~6月)に9522件に上ったと発表した。ドラッグストアやカジュアル衣料品店でも外国人の関与が疑われる組織的な窃盗が相次いでおり、対策を強化する。

 事件の多発を受け、初めて集計した。警察庁によると、金属ケーブル盗は昨年1年間で5361件あり、今年は上半期だけで4161件に達した。上半期の都道府県別では茨城県が1196件と最多で、栃木県821件、千葉県733件、群馬県617件と続き、9割は関東で発生していた。

 上半期に金属ケーブルの窃盗事件で摘発された容疑者の国籍別では、カンボジア人が28人、日本人21人、タイ人5人などだった。

 ドラッグストアでの多額の万引きも相次いでおり、1件あたりの被害額が10万円超の万引きは昨年から今年上半期に1565件に上った。多額の万引きは関東、関西の大都市が中心で、全国展開するカジュアル衣料品店でも同時期に167件の被害があったという。

 これまでの捜査で、金属ケーブル盗は不法滞在のカンボジア人組織が、万引きはベトナム人組織の関与が明らかになっている。被害品は買い取り業者に持ち込まれたり、ネットで売却されたりしているという。

 警察庁は盗難品を引き取る悪質業者に対する取り締まりを強化する方針で、金属くず買い取り時の本人確認や帳簿への記載義務づけなど、法規制のあり方も検討を進める。

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