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不祥事続いた鹿児島県警、警部補以下が本部長に直接提言できる仕組み導入へ…部下が上司評価も検討

読売新聞 / 2024年8月1日 12時23分

鹿児島県警察本部

 不祥事が相次いでいる鹿児島県警が、再発防止策として、警部補以下でつくる研究会を設けて本部長に直接提言できる仕組みを導入する方針を固めた。部下が上司を評価する取り組みも検討している。関係者によると、素案の精査を進めており、2日にも公表する見通し。

 県警は7月の県議会総務警察委員会で、不祥事が相次ぐ原因として、▽職員の職責・倫理観の欠如▽個人情報保護の認識不足▽幹部の指示や県警本部と署との連携不足――を挙げている。

 複数の関係者によると、これらを踏まえた再発防止策として、警部補以下で研究会を新設し、本部長に直接提言できる仕組みを設けるほか、部下が上司を評価する取り組みの導入も検討し、組織の在り方を見直す対策とする。

 このほか、県警本部長や各部長らでつくる委員会や、参事官級の職員による分科会も設ける。専門家や県公安委員会からの意見を反映させる取り組みも進める。

 県警では今年、内部文書を漏えいしたとして前生活安全部長(60)が国家公務員法(守秘義務)違反で起訴されたほか、別の情報漏えい事件や盗撮事件などで現職警察官が3人逮捕、起訴された。

 警察庁は6月、首席監察官らを派遣し、野川明輝本部長らに聞き取りを実施。相次ぐ不祥事の原因を分析し、県警がまとめる再発防止策に反映させるための特別監察を行っている。

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