1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

変わる表彰台の光景、スマホでの自撮りが「解禁」された背景とは

読売新聞 / 2024年8月1日 14時5分

柔道男子90キロ級の表彰式で記念撮影する村尾三四郎(左)ら(7月31日、パリで)=菊政哲也撮影

 日本人選手のメダルラッシュに沸くパリオリンピックで、表彰台のメダリストたちが自撮りをする光景に注目が集まっている。

 31日に行われた体操男子個人総合で金メダルを獲得した岡慎之助は、表彰台で2位、3位の中国選手2人とともに、スマートフォンのカメラに笑顔を向けた。柔道男子90キロ級で銀メダルの村尾三四郎は、メダリスト4人で肩を組んでパチリ。確か、こんな光景は前回大会までは見られなかったはずだが……。その背景を探ってみた。

 国際オリンピック委員会(IOC)の規定によると、表彰台にスマートフォンを含む私物を持ち込むことは禁じられている。ところが今大会では、IOCのオフィシャルパートナーである韓国サムスン電子の「ビクトリーセルフィー」プログラムの一環として、サムスン製のスマホを用いた自撮りができるようになった。

 大会スタッフから手渡されたスマホで自撮りをすると、選手用の共有フォルダに自動でアップロードされる仕組み。撮影された写真は選手やIOCなどのSNSに投稿されている。

 柔道男子81キロ級で連覇を果たした永瀬貴規が、表彰台で2位、3位の選手とともに写った写真がIOCの公式インスタグラムに投稿されると、さっそく反応があった。「戦いを終えたあとの穏やかな表情がとても素敵」といった声のほか、永瀬が金メダルを控え目に持ち、一歩引いた立ち位置ではにかんだ表情だったことから、「GOLDメダリストは、皆さんより少し前でもいいのでは?」という反応もあった。

 選手たちが表彰台の上で見せる「素」の表情が多くの人に共有されることで、選手がより身近な存在になっているようだ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください