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修学旅行で預かった児童150人の財布、引率教員が無断で中身調べる…西宮市教委「不適切だった」

読売新聞 / 2024年8月1日 15時0分

 兵庫県西宮市の市立小学校が今年5月に実施した修学旅行で、引率した複数の教員が、参加した6年生約150人全員の財布の中身を無断で調べていたことがわかった。市教育委員会は不適切な行為だったとして校長を口頭指導し、学校は保護者に謝罪した。

 学校によると、修学旅行は5月下旬に実施され、広島県を1泊2日で訪問した。宿泊先ホテルに到着後、貴重品管理の目的で学校側が全員の財布を預かることになっており、この時、学年主任の提案で、複数の教員が手分けして所持金額をチェックした。

 その後の夕食会で、学年主任は、児童らに財布の中を調べたことを告げ、小遣いの上限額4000円を上回る金額を持ってきた人がいることを明かした上で、反省を求めたという。

 市教委は匿名の通報で事態を把握。財布の中身を無断で確認することは、プライバシーの侵害に当たるとして、校長を6月20日付で口頭指導した。

 校長は修学旅行に同行し、夕食会での学年主任の話も聞いていたが、問題だと認識していなかった。子どもの権利に詳しい兵庫県弁護士会の津久井進弁護士は「子どもだからといって、プライバシーを軽んじることは許されない。人権意識を持って行動してほしい」と話している。

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