1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

バレー女子日本、意外性のある攻撃少なく…8強にはセット率・ポイント率もカギに[植田辰哉の目]

読売新聞 / 2024年8月1日 22時14分

 パリオリンピックのバレーボール女子日本(世界ランキング7位)は1日、1次リーグB組でブラジル(同2位)と対戦し、0―3(20―25、17―25、18―25)で敗れた。ブロックで10点奪われるなど、古賀紗理那や石川真佑の攻撃を封じられた。日本はポーランド戦に続いて2敗目で、1次リーグ最後となる3日のケニア戦に準々決勝進出をかけて臨む。

植田辰哉・元男子日本代表監督はこう見た

 日本はサーブレシーブをセッターに返すという形ができていなかったし、サーブで相手を攻め切れていなかった。逆にブラジルにサーブで追い込まれ、古賀も決めさせてもらえなかった。オリンピックの大事なところで悔いの残る試合となった。攻撃では林琴奈と井上愛里沙で何とかしのいでいたが、意外性のある攻撃も少なかった。

 ブラジルは五輪前のネーションズリーグに出ていなかったアウトサイドヒッターの12番など、ベストメンバーで来た。7番、10番、12番と3人のエースが攻撃の中心だが、途中からミドルブロッカーの6番、15番も使うなど、日本がやらなければいけない攻撃のバリエーションもあった。久々に強いブラジルを見た。

 次のケニア戦では、サーブレシーブをきちっと返すという日本の形を取り戻すことがカギ。ケニアもオリンピックでは必死で来るだろうし、日本は真ん中の速い攻撃で崩していかないと、勝つのは難しい。準々決勝進出には、セット率やポイント率も大事になってくるので、ベストを尽くして勝ってほしい。

植田辰哉(うえだ・たつや) 1992年バルセロナ五輪主将、2008年北京五輪監督、09年~15年:日本バレーボール協会シニアディレクター。現在は大阪商業大学公共学部教授

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください