［深層ＮＥＷＳ］中露爆撃機「戦略合同飛行」、「中露同盟ができてしまうぞというメッセージ」…小泉悠氏

７月３日、カザフスタンの首都アスタナで握手するロシアのプーチン大統領（右）と中国の習近平国家主席＝ロイター

　東大先端科学技術研究センターの小泉悠・准教授と笹川平和財団の小原凡司・上席フェローが１日、ＢＳ日テレの「深層ＮＥＷＳ」に出演し、中国とロシアの軍事面での連携強化について議論した。

　中露が７月下旬、両軍の爆撃機による「戦略合同飛行」を米アラスカ州近くのベーリング海上空で初めて実施したことについて、小泉氏は「（中露は）相当緊密な軍事的パートナーで、『ロシアを追い詰めると米国が恐れる中露同盟ができてしまうぞ』という政治的なメッセージがある」と分析した。小原氏は「米国に対して中露の軍事協力の深化を見せたかったのだろう」などと指摘した。