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世界8位相手に驚異の粘り、マッチポイント2度握るも及ばず目を真っ赤にした平野美宇

読売新聞 / 2024年8月1日 22時7分

女子シングルス準々決勝で敗れ、涙をぬぐう平野美宇(1日)=池谷美帆撮影

 パリ五輪卓球は女子シングルスの準々決勝が1日に行われ、平野美宇(木下グループ)は韓国選手に3―4で競り負けた。0―3から追いついたものの、最終ゲームをジュースの末に落とし、敗退した。7月31日の男女シングルス3回戦では張本智和(智和企画)と早田ひな(日本生命)が勝ち、準々決勝に進出した。

 五輪にたどり着くために重ねてきた時間と努力が、土壇場で力を与えた。平野はゲームカウント0―3という瀬戸際から粘りに粘り、最後まで堂々と相手と渡り合った。

 世界ランキング8位の申裕斌(韓国)の緩急をつけたラリーに苦しめられ、前半はミスを連発。追い込まれ、「このままでは後悔する」。相手の球にも慣れ、無心でプレーすると正確性と力強さが戻り、3ゲームを連取した。

 最終第7ゲームも、一進一退の展開。マッチポイントを2度握ったものの、打球をネットにかけるなどしてものにできず、11―13で落とした。「最後、1本思いきって取ることができなくて悔しい」。試合後、目を真っ赤にして語った。

 約2年間に及んだ、厳しい国内の代表争いを勝ち抜いてのシングルス出場は「最初で最後かもしれない」と思っていた。プレーに後悔はないが、「メダルを取るまでには足りなかったので、団体戦に生かすしかない」。再び、挑戦する。

(杉野謙太郎)

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