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橋本大輝「この神聖な場で泣きたくない」…自身の演技終了後はこらえるも全競技終了後に突っ伏して泣く

読売新聞 / 2024年8月1日 22時24分

体操男子個人総合決勝で、つり輪の演技をする橋本大輝(7月31日、パリで)=三浦邦彦撮影

 パリオリンピックの体操・男子個人総合は、予選2位通過の岡慎之助(徳洲会)が7月31日の決勝で計86・832点を挙げ、この種目で日本人6人目となる王座に就いた。個人総合で日本勢の優勝は4大会連続。岡は29日の団体総合に続いて今大会2個目の金メダルを獲得した。張博恒(中国)が2位、肖若騰(同)が3位に入り、連覇を狙った橋本大輝(セントラルスポーツ)は、あん馬の落下が響いて6位に終わった。

「しんどかったな」

 連覇が絶望的となって臨んだ最終種目の鉄棒を終えると、橋本は客席に深々と頭を下げた。涙がこぼれそうになったが、「この神聖な場で泣きたくない」。まだ岡と張の演技が残っており、自らの感情は抑えて演技台を下りた。

 5月に右手中指を負傷し、練習不足の影響に最後まで苦しめられた。見せ場になるはずだった得意の鉄棒は、本来の演技構成から難度を落とした。競技終了後、突っ伏して泣いた。

 2021年東京五輪からの3年間について問われると、「しんどかったな。特に最後の2か月は自信を失いかけて」。もがきながら団体優勝に貢献し、喜びと悔しさを混ぜ合わせて発した言葉は「堂々とやり切れました」。橋本のパリ五輪が幕を閉じた。(大舘司)

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