男子110障害の古賀ジェレミー、高校新を連発し優勝…13秒59「想定を上回る記録」
読売新聞 / 2024年8月1日 22時46分
バドミントンの女子団体決勝は、柳井商工(山口)が青森山田(青森)を破って4連覇を果たした。陸上の男子110メートル障害決勝は、古賀ジェレミー(東京・東京2年)が13秒59の高校新で優勝。男子走り高跳び決勝は、中谷魁聖(福岡・福岡第一3年)が2メートル24の高校新で制した。体操の男子団体総合は市船橋(千葉)が3連覇を達成した。ソフトテニス男子団体は高田商(奈良)が頂点に立った。
「世界で戦っていけると信じている」
レースをこなすたび進化を遂げていった。男子110メートル障害準決勝で古賀が13秒67の高校新をマークすると、決勝ではさらに0秒08更新し、頂点に立った。「自分の想定を上回る記録」と自身も驚く快走だった。
決勝は高城昊紀(宮崎・宮崎西1年)と終盤まで横一線のハイレベルな展開となった。記録と勝負の双方にこだわるのは難しいと考えて勝負に集中し、最後は高城を0秒09差で振り切った。「2年生の意地と力量を見せたかった」。結果的に記録も出す最高の走りとなった。
元々のプランでは、3年生になって高校新を出すつもりだったという。前倒しで大記録を打ち立てたことで、来年の目標は「今後20年くらい、誰にも破られない記録を作る」ことに上方修正した。達成のために猛練習に励むつもりだ。
ガーナ人の父と日本人の母の間に生まれ、身長1メートル83、体重72キロ。「(日本のトップを)超えられる選手になりたい。世界で戦っていけると信じている」。急成長する新星から目が離せない。(丸山一樹)
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