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なでしこ次戦で対戦の米国、「つなぎ」重視に変化…最初の15分の「球際」が大事…安藤梢の目

読売新聞 / 2024年8月1日 23時49分

 パリオリンピックのサッカー女子は7月31日、1次リーグ最終戦が行われ、日本(なでしこジャパン、世界ランキング7位)はナイジェリア(同36位)を3―1で下し、勝ち点を6に伸ばして2大会連続の8強入りを果たした。C組2位の日本は3日午後3時(日本時間3日午後10時)試合開始の準々決勝で、過去4度金メダルを獲得している米国(同5位)と対戦する。

ディフェンスラインの背後を突けていた

 ナイジェリアは日本より格下と言われるが、個々の能力は高く、五輪という舞台ですべてをかけてぶつかってくる相手に勝つのは簡単ではない。日本はナイジェリアの良さを潰しながら、弱点である不安定なディフェンスラインの背後を突くことができていた。選手同士が共通意識を持って戦えたことが良かった。

 第2戦まで無得点だったエースFWの田中がゴールを決めたことも大きい。大会で得点を奪えないと、シュートを打つ瞬間に考えすぎたり、体が硬くなったりするもの。これで精神的に楽になったと思う。

 米国は速さと技術を兼ね備えた選手が増え、昔に比べるとパワーで押してくるというより、ボールをつなごうとする意識が強くなっている印象だ。一方、試合の立ち上がりは高い強度で戦ってくることが予想され、最初の15分間、球際の争いで負けないことが大事となる。そこで耐えることができれば相手もペースダウンし、自分たちの時間を作ることができるはずだ。総力戦となるので、途中出場の選手が果たす役割も重要となる。

 これまで何度も世界一になっている米国は、女子サッカーでは特別なチーム。なでしこジャパンにとって宿敵と言える相手に勝つことができれば、さらに勢いに乗ることができるだろう。

(元日本女子代表FW、三菱重工浦和)

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