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今季最悪6失点、巨人の戸郷は制球定まらず…真価が問われる「不調の時に勝てるかどうか」

読売新聞 / 2024年8月2日 6時0分

5回2死1、3塁、木浪に2点適時3塁打を打たれた戸郷(1日)=宇那木健一撮影

 阪神9-2巨人(セ・リーグ=1日)--阪神が今季最長に並ぶ7連勝。一回に前川の2点打で先制。前川、木浪の6、7番で7打点を挙げた。巨人は戸郷が試合を作れず、6月中旬以来の同一カード3連敗。

 上位を争う阪神に3タテだけは避けたかった一戦で、今季ワーストの6失点。「今日、負けることは許されなかった。本当に、チームに申し訳ない」。巨人の戸郷は敗戦の重みをかみしめながら、言葉をつないだ。

 初回から制球が定まらない。二死三塁から佐藤輝、大山に連続四球を与えると、続く前川に甘くなったフォークボールを右前にはじき返され、2点を先取された。先頭を四球で出した三回にも適時打で追加点を許した。

 味方が1点を返した直後の五回は二死から佐藤輝に右前打を打たれ、大山には4連続ボールの四球。ここで戸郷は、間を取ろうとベンチを出かけた杉内投手チーフコーチを制した。「整理はついていたので、(間を)空けなくても大丈夫と思った」。しかし、前川に浮いた変化球を右前適時打とされ、木浪には高めの直球を三塁打にされて3点を失い、顔をしかめた。

 阪神戦の登板は、無安打無得点試合を甲子園で記録した5月24日以来。その球場が100周年を迎えた試合で、相手打線の意地に屈した。適時打はいずれも二死から浴び、四球がことごとく失点に絡んだ。「(相手に)勝るものがなかったのが、あれだけ失点した原因」と、粘りを欠いた投球を振り返った。

 杉内コーチは自身の経験を踏まえ、「シーズン中は、基本的には普通か、調子悪いことの方が多い。その中でも勝っていかないといけない」と話す。思うような球が投げられていない時こそ、エースの真価が問われるということだ。

 首位を広島に明け渡したが、上位球団による混戦は続く。「(阪神との対戦が)まだあるだろうから、次へ向けて反省が必要」。戸郷の踏ん張りが、勝負の夏を勝ち抜く力になる。

(平山一有)

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