「どんな体型でもオリンピアンになれる」 「BMI29.3」銅メダリストに祝福の声相次ぐ【パリ五輪】

イロナ・マーハ選手のインスタグラム（＠ilonamaher）より

パリ五輪7人制ラグビー女子で銅メダルを獲得したアメリカ代表のメンバー、イロナ・マーハ選手が注目を集めている。

マーハ選手は五輪開催前、TikTokで「BMI30超えてるでしょ」という中傷コメントに対し、「私を中傷しようとしたのだと思うけど、これは本当。私のBMIは30。正確には29.3だけどね」と答える動画を公開していた。米ニュースメディア「トゥデイ」が報じた。

マーハ選手は積極的にSNS発信をしており、インスタグラムのフォロワー数229万人超、TikTokのフォロワー数200万人の人気アスリートだ。

「BMIは私に何ができるかを教えてくれない」

BMIは、身長と体重で算出される肥満度の指標として使用されるものだ。日本肥満学会の基準では、25以上が肥満だとされている。

トゥデイによると、マーハ選手は動画内で身長約177.8センチ、体重約90.7キロだと明かし、「私は生涯ずっと太りすぎだと考えられてきたの」と話した。

その上で、「BMIは私に何ができるかを教えてくれない。私がフィールドで何ができるか、どれだけ健康かを教えてくれない」と言い、中傷コメントに対し「いくつかの数字を合わせただけ。筋肉量はわからない。私のBMIは30で、太りすぎだとされている。でも残念ながら、私はオリンピックに出場するけど、あなたは出場しないのよ」と話した。

五輪の始まる2024年7月27日までには「どんな体型でもオリンピアンになれる」とテロップの入った動画も投稿している。

その後、31日に行われた7人制ラグビー女子3位決定戦で、アメリカはオーストラリアに勝利。銅メダルを手に五輪メダリストになったことを報告する投稿には、祝福の声を中心に6000件超のコメントが書き込まれた。

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