北海道・留萌の１７歳殺害、１９歳女が被害者を川に落とそうとする動画…２日にも起訴

転落現場の橋から石狩川の様子を確認する道警の捜査員ら（５月２０日、北海道旭川市で）＝高橋剛志撮影

　北海道 留萌 （るもい）市の高校生（当時１７歳）の殺害事件で、殺人などの非行事実で検察官送致（逆送）された無職女（１９）が、高校生を旭川市郊外の橋の欄干から川に落とそうとする動画が残っていたことが分かった。高校生は橋から転落し、溺死した。

　旭川地検は２日にも女を殺人罪などで起訴する方針。

　事件を巡っては、女と内田 梨瑚 （りこ）被告（２１）（殺人罪などで起訴）が４月１９日未明、高校生を橋の欄干に座らせ、謝罪させる動画を高校生のスマートフォンで撮影していたことが明らかになっている。

　関係者によると、動画の中に、欄干から川に落とそうとした女に高校生がしがみつく場面も記録されていたという。

　旭川家裁の逆送決定は、高校生が暴行によって抵抗の意思を失っていたと指摘。「事件を主導したのは内田被告だが、女も積極的に関与した」としている。