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鹿児島県警が幹部候補の育成強化へ、人事交流活性化も…不祥事再発防止策

読売新聞 / 2024年8月2日 5時0分

鹿児島県警察本部

 不祥事が相次いでいた鹿児島県警が、幹部職員の指揮統率や部門間の連携不足が背景にあったとして、将来の幹部候補の育成強化や人事交流の活性化などを柱とする再発防止策をまとめたことが関係者への取材でわかった。2日にも公表する見通し。

 同県警を巡っては昨年以降、捜査情報を記載した内部文書の漏えいや盗撮、最高幹部だった前生活安全部長によるストーカー被害女性の個人情報漏えいなど、不祥事が続いていた。

 関係者によると、県警は幹部への聞き取りや全職員を対象にしたアンケートをもとに、不祥事の原因を分析。個人情報の管理に関する認識不足のほか、幹部職員の指揮統率力や部門間の連携不足が背景にあったと結論づけた。

 このため、再発防止策として、捜査情報などを扱う内部システムへのアクセス権限の適格化や情報リテラシー教育の充実のほか、部門間の連携強化のため、人事交流の活性化を図る。

 幹部の対応力向上のため、警部以上の幹部を部下が匿名で評価し、結果を本人に伝える制度も導入する。幹部候補となる職員は、経歴が特定の部門に偏らないよう、人事異動を考慮するよう改善を図る。

 このほか、再発防止策の 進捗 しんちょく状況の確認や見直しのため、県警本部長や各部長らで構成する委員会を設置する。警部補以下でつくる研究会を新たに設け、本部長に組織運営上の課題などを直接提言できる仕組みも導入するという。

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