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なでしこ 総力突破…初先発 植木・北川が奮起

読売新聞 / 2024年8月2日 5時0分

 サッカー女子の1次リーグ最終戦が7月31日に行われ、日本(なでしこジャパン、世界ランキング7位)はナイジェリア(同36位)を3―1で下し、勝ち点を6に伸ばして2大会連続の8強入りを果たした。22分に浜野、32分に田中が決めてリードを奪い、1点を返されたが、前半ロスタイムに北川がFKを直接決めて突き放した。C組2位の日本は3日午後3時(日本時間3日午後10時)試合開始の準々決勝で、過去4度金メダルを獲得している米国(同5位)と対戦する。

8強 2大会連続

 準々決勝進出に向け、落とせない1次リーグ最終戦。池田監督は、終盤の大逆転劇を演じたブラジル戦から先発4人を入れ替えた。その起用に応えるように、初先発の選手が奮起した。

 まずは前線の左に入った植木だ。22分、絶妙な飛び出しからスルーパスを受けると、GKを引きつけて冷静に折り返し、浜野の先取点をお膳立て。10分後には得意のヘディングシュートで追加点につなげた。

 「誰が出てもいいパフォーマンスができるのがいいチーム。常にいい準備はしていたつもり」と植木。大会直前の右膝のけがから復帰し、初出場を果たした北川も黙っていない。果敢な攻撃参加で好機を何度も演出すれば、前半終了間際のFKで狙い澄ましたシュートを鮮やかにゴール右隅に沈めた。

 主力の負傷離脱などもあり、主将の熊谷は「思った以上に最初の方から総力戦になっている」と吐露する。苦しいチーム状況でも決勝トーナメントに駒を進めたのは、浜野や谷川ら若手の台頭とともに、限られた出番で役割を果たせる選手が控えているからだ。

 東京五輪、昨年のワールドカップ(W杯)はいずれも8強止まり。2011年W杯で世界一を知る熊谷は、米国との準々決勝を「ここ最近の一番の大きな壁」と表現し、こう続けた。「ここを越えた先の景色は、やっぱり本当に見せてあげたいし、見たい」。次戦も総力を結集し、強敵を打ち破りたい。(ナント 林田晴樹)

■田中、待望ゴール 田中が今大会初ゴール。32分、植木のヘディングシュートがクロスバーに当たった跳ね返りを、滑りながら押し込んだ。前戦のブラジル戦ではPK失敗を含め、再三の決定機を生かせず、試合後は涙に暮れた。挽回を期していただけに「本当にゴールがほしかった」と喜び、「次から1点の重みが格段に増してくる。そこでチームを助けられるように頑張りたい」と意気込みを新たにしていた。

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