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33歳鈴木聡美、200平4位に「現役続行」「誰もが驚く練習しないと」…4年後も視野

読売新聞 / 2024年8月2日 7時8分

女子200メートル平泳ぎで4位となった鈴木聡美(1日、パリ郊外で)=原田拓未撮影

 パリオリンピック競泳女子200メートル平泳ぎの決勝が1日行われ、2大会ぶりに出場した2012年ロンドン五輪銀メダリストの鈴木聡美(33)(ミキハウス)は、2分22秒54の4位となった。3位と1秒49差で惜しくもメダルには届かなかったものの、3月に行われた五輪代表選考会のタイム(2分23秒09)を切るという目標は達成し、「現役続行だろうなという思いが出てきている」と語った。(デジタル編集部 深井千弘)

 「思い描いていた泳ぎができたし、最後の50メートルは、準決勝のように苦しさだけじゃなく、勢いを出し切った。そこは自分をほめてあげたい」。ゴールにタッチした直後、電光掲示板を振り返ると、表示は4位。一番端の8レーンでのレースとなったものの、先行するアメリカや南アフリカの選手らを懸命に追った。不本意な結果に終わった準決勝から巻き返し、「自分に拍手を送ってあげたい」と笑顔も見せた。

 ただレース後、時間の経過とともに悔しさも湧き起こってきた。2分22秒台をマークするのは、2018年8月のパンパシフィック選手権以来という。久々の好タイムに「好調の兆しかな」という感覚も出てきた。「達成感とともに、また200メートル(で好成績)を狙う練習が増えてくるな、という思いが出ている」と胸の内を明かした。

 覚悟はある。社会人となってからも、母校の山梨学院大で学生たちと同じ練習メニューをこなしてきた。33歳の身には楽な練習ではないが、「なんでこんなきついことをやっているんだろうと思いながらも、この結果を見て、やってきてよかったと思えた。(過去の)自分を超えるには、誰もが驚く練習をしないといけないと気付かされた」。金藤理絵さんが持つ日本記録(2分19秒65)の更新への意欲も示し、「やれるところまでやってみるのもありじゃないかと思う」と声を弾ませた。

 4年後を目指す道が容易ではないことは分かっている。「ロサンゼルス(五輪)の時には37歳になる。想像がつかないが、短いスパンの中で、一歩ずつ成長できればと思う」。競泳日本代表で史上最年長出場を果たしたベテランの意欲は衰えを知らない。

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