早田ひな４強「冷静になれば負けない」…準決勝は世界ランク１位の中国・孫穎莎と対決「明日勝つために３年間やってきた」

女子シングルス準々決勝で北朝鮮の選手に勝利した早田ひな（１日、パリで）＝池谷美帆撮影

　パリ五輪の卓球で１日は男女シングルス準々決勝が行われ、女子の早田ひな（日本生命）はピョン・ソンギョン（北朝鮮）に４―３で競り勝ち、４強入りした。２日の準決勝で第１シードの孫穎莎（中国）と対戦する。平野美宇（木下グループ）は敗退した。男子は、張本智和（智和企画）が第２シードの樊振東（中国）に３―４で逆転負けした。

　早田はフルゲームの末、北朝鮮選手を撃破した。２ゲームを先取しながら粘り強い相手に追い上げを許したが、「自分が冷静になれば負けない」と、得意の強烈なフォアハンドを打ち抜くなどして振り切った。準決勝は、世界ランキング１位の孫穎莎（中国）と対戦する。同５位の早田は「明日の勝負に勝つために、すべて（東京五輪後の）３年間やってきた。壁を越えられるように頑張りたい」と意気込んだ。