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水原一平被告の賭博胴元、マシュー・ボウヤー容疑者を違法賭博業疑いで訴追…米連邦検察

読売新聞 / 2024年8月2日 10時23分

水原一平被告(中央、2024年6月、米カリフォルニア州サンタアナの連邦地裁で)

 【ロサンゼルス=後藤香代】米連邦検察は1日午前(日本時間2日未明)、米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手(30)の元通訳、水原一平被告(39)による賭博の胴元とされるマシュー・ボウヤー容疑者(49)を違法賭博業やマネーロンダリング(資金洗浄)などの疑いで訴追したと発表した。

 訴追は6月21日付。発表によると、ボウヤー容疑者は法廷で罪を認めることなどを条件に、刑が減軽される司法取引に同意している。

 ボウヤー容疑者は少なくとも昨年10月まで5年以上にわたり、カリフォルニア州で禁止されているスポーツ賭博業を営んだ疑いなどで訴追された。水原被告は2021年9月にボウヤー容疑者と出会い、スポーツ賭博で約4070万ドル(約61億円)の損失を出した。

 水原被告は賭博の借金を返すため、大谷選手の預金口座からボウヤー容疑者側に約1660万ドル(約25億円)を不正送金した罪に問われている。ボウヤー容疑者は、このうち少なくとも約930万ドル(約14億円)について、自身と仲間が興じた別の賭博への支払いに充て、犯罪収益を隠した疑いが持たれている。

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