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屋久島沖オスプレイ墜落、変速装置故障と操縦士の判断ミスが原因…米空軍が調査報告書

読売新聞 / 2024年8月2日 10時13分

米空軍のCV22オスプレイ(事故機の同型機)

 【ワシントン=田島大志】米空軍は1日、米軍輸送機「CV22オスプレイ」が鹿児島県・屋久島沖に墜落した事故を巡る調査報告書を公表した。二つあるギアボックスと呼ばれる変速装置が故障した上、飛行を継続した操縦士の判断ミスが重なったことが原因だったと結論付けた。

 報告書によると、故障が確認されたのは機体左側の「プロップローター・ギアボックス」と呼ばれる変速装置。装置の破損によってギアが十分に機能せず、エンジンの動力が伝えられなくなっていた。

 岩国基地(山口県岩国市)を離陸後、操縦席では装置の不具合を示す警告灯が複数回、表示された。その場合、速やかに着陸することが求められていたが、操縦士はそのまま飛行を継続した。飛行ルートから離れた屋久島空港に着陸を試みたが、着陸直前に機体が左に回転し墜落した。報告書は「操縦士の即時のリスク管理が不十分だった」とした。

 事故は昨年11月29日に発生し、米軍は乗員8人全員の死亡を認定した。米軍は事故を受けて一時、全世界でオスプレイの運用を停止したが、今年3月に安全確保対策を講じたとして飛行を再開した。

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