1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

日経平均急落、下落幅は一時2000円超え…半導体や輸出関連株が売られる

読売新聞 / 2024年8月2日 12時0分

日経平均株価が前日から一時2000円超下落したことを示す株価ボード(2日午前、東京都中央区で)=古厩正樹撮影

 2日の東京株式市場は、全面安の展開となっている。日経平均株価(225種)は急落し、下落幅は前日終値に比べて一時、2000円を超えた。米国の景気後退が与える日本経済への影響が懸念されている。午前の終値は、前日終値比1864円48銭安の3万6261円85銭だった。

 1日に発表された米国の統計で製造業の景況感と雇用の悪化が確認された。ニューヨーク株式市場では、ダウ平均株価(30種)が下落し、下げ幅は一時、前日終値に比べて700ドルを超えた。特にこれまで米株高を引っ張ってきた半導体株の下落が大きい。

 東京市場でも、東京エレクトロン株を始め、半導体関連株の下げが目立つ。日本銀行が追加利上げを決めてから、円高・ドル安基調にあり、自動車や電機といった輸出関連株も売られている。2日の外国為替市場の円相場は、1ドル=149円台で推移している。

 米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が、9月に利下げを始める可能性を示したことをきっかけに、市場では米国景気の悪化が意識されている。1日の欧州市場のほか、2日は韓国や香港でも主要株価指数が下落しており、世界同時株安の様相を呈している。

 日経平均は、7月11日に史上最高値となる4万2224円をつけた。3週間で5000円以上も下落している。野村総合研究所の木内登英氏は「米国経済指標の下振れ傾向が強まる中で、金融市場が経済の悪化を懸念し始めた」としている。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください