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33歳鈴木聡美、進化見せた…女子200平泳ぎ

読売新聞 / 2024年8月2日 15時0分

女子200メートル平泳ぎ決勝で力強く泳ぐ鈴木聡美=原田拓未撮影

 1日は女子200メートル平泳ぎ決勝が行われ、33歳で2大会ぶり3度目出場の鈴木聡美(ミキハウス)が2分22秒54で4位となった。男子200メートル個人メドレー準決勝では、瀬戸大也(CHARIS)が全体5位の1分56秒59で決勝に進んだ。

心が折れそうになっても崩れず

 33歳の鈴木は必死に上位3人の背中を追い、心が折れそうになった後半も崩れなかった。手応え十分の4位。まだ世界で戦えるという確信を得て声も弾んだ。「これでまた練習が増えてくるし、現役続行だろうな」。

 前半は銀に輝いたロンドン五輪より速いペースで飛ばした。反動で終盤に失速のリスクがあることも想定内。「ここで出すしかない」と過酷な練習で鍛えた持久力を信じ、4番手の位置を守り切った。2分22秒台は2018年以来の好記録。準決勝の8位から順位も四つ上げ、「12年ぶりの決勝の舞台ですばらしい経験ができた」。

 平泳ぎは足を引きつける際にブレーキがかかる。神田忠彦コーチによると、「鈴木の長所はその止まりが短く、止まらない感じ」。ためがない分、キックで進む力が小さい課題もあったが、脚力強化や関節の柔軟性などを高めて泳ぎは進化した。特にスピードを出す技術のレベルは上がり、ロンドン五輪の頃より50メートルの自己記録は1秒以上速い。

 競泳日本代表の歴代最年長。普段は10歳以上も年下の学生と一緒に練習をこなす。「何でこの年まできついことをしているのか」。毎日のように考えたが、その苦労が大舞台で確実に生きていた。4年後は37歳。まだ想像はできないものの、「やれる所までやるのもありかな」。挑戦に年齢は関係ない。改めて、そう感じていた。

(森井智史)

瀬戸 決勝で「自己ベストを」

 男子200メートル個人メドレーの瀬戸は1分56秒59と上々のタイムで準決勝を突破した。隣レーンで泳ぐ今大会3冠のレオン・マルシャン(仏)を意識しながら泳ぎ、最後まで後ろについてこの組2位。「予選から1秒ぐらい上げたいと思って泳ぎ、思い通りのタイム」と振り返った。

 400メートル個人メドレー決勝は序盤から飛ばし、終盤に力尽きて7位に沈んだ。「距離は400メートルの半分なので気楽。しっかり自己ベストを目指していきたい」と決勝を見据えた。

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