ピクトグラムにお国柄…東京は「わかりやすさ」、パリは「オシャレ」
読売新聞 / 2024年8月5日 13時7分
1964年の東京オリンピックをきっかけに世界中に広まり、2021年の東京大会では開会式に披露された「50個連続パフォーマンス」が話題になったピクトグラム。イラストや図を使って、視覚的に意味が伝わるように作られたマークだ。オリンピックでは競技を表すマークとして大会ごとに作られており、それぞれお国柄が表れている。
2021年の東京大会では、オリンピックとパラリンピック合わせて全33競技、50種目のピクトグラムが制作された。人の動きや持っている道具で、どの競技を指しているか一目でわかるようになっている。今回のパリ大会では、47のピクトグラムが用意された。ところが、このピクトグラムは、ちょっと見ただけでは何の競技か判別するのが難しい。
例えば、陸上競技。東京大会のピクトグラムは、走っている人が表現されているので、これは陸上競技だろうなと、すぐに想像がつく。一方、パリ大会のものは、中央に配置されているのはトラックだということはわかるが、コースをぐるぐる回るのは自転車競技も同じ、でもシューズがあるからやっぱり陸上競技か、となる。
パリ大会のピクトグラムの特徴は、テコンドーを除いて人の姿がすっぽり消えていること。その代わり、その競技に使う道具や競技場がデザイン化され、シンメトリー(対称)に配置されている。
その意図について、パリ大会の組織委員会HPでは「ピクトグラムのコンセプトを受け継ぎながらも、単なる視覚的なイメージではなく、スポーツファンにとって印象的な『紋章』になるものとした。フランスらしいエレガンスを落とし込んだシンメトリーを特徴としており、そのデザインはパリの街を覆う石畳を思い起こさせる」と説明されている。
SNS上では、パリ大会のピクトグラムについて「デザインに走りすぎるとわかりにくくなる実例」「よく見ないと何の競技か分からない」など、厳しい見方がある一方で、「シンメトリーを意識しているため図形としては美しいね」「わかりやすいのは東京かな。パリはオシャレ」など、両者を比較して、それぞれの優位性やお国柄を指摘する声が出ている。(デジタル編集部)
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