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「シダマツ」敗戦、普段は相性良い中国ペアに…硬軟織り交ぜた攻めに翻弄された志田「全体的に相手が上」

読売新聞 / 2024年8月2日 22時5分

準決勝で中国ペアに敗れた志田千陽(右)、松山奈未組(2日)=三浦邦彦撮影

 勝てばメダルが確定する一戦で、松山、志田組の前に中国の壁が立ちはだかった。世界ランキング3位の劉聖書、譚寧組に対し、「シダマツ」は同4位。対戦成績も3勝1敗と分が良かったが、この日の相手はここ一番の集中力と球の精度が桁違いだった。

 サーブからの展開で主導権を握られ、ネット際に落とす正確なショットなど硬軟織り交ぜた攻撃に、「終始、相手の球の質がすごく良かった」と松山。なかなか攻撃の形が作れないまま相手にリードを広げられ、攻め急いで失点したり、いつもならばカバーできる球を拾いきれなかったりとミスが相次いだ。

 普段以上の力を発揮する相手に対して後手に回れば、相性の良さを生かせるはずもなかった。第2ゲームは粘りを見せて食らいついたものの、最後は相手に強打を決められ、志田は「全体的に相手のほうが上だった」と振り返った。

 決勝の舞台に届かず、2人ともに試合後、涙がしばらく止まらなかった。目を赤く腫らしたまま報道陣の前に現れた志田は「これを引きずってしまうと結果はついてこない」と言い切り、松山は「明日こそ笑顔で終われるように精いっぱい頑張る」と誓った。初出場でのメダル獲得を目指し、マレーシアペアと対戦する3位決定戦。最後は、「シダマツ」らしい攻撃的なバドミントンを貫きたい。

(佐野司)

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